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ウール100%は、結局使いにくい。普段使いには、混紡や化繊ニットが一番!

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セーターなどのニット製品は、使い込んでも風合いの劣化が少ない、 襟や袖の油汚れの問題があるものの、デザインが安定しているので何年も利用できるという利点があります。

経済グローバル化の恩恵で、なんちゃってカシミアも含めて、ウール100%のニット製品が低価格で入手できます。 しかし、結局、衣類に手間と時間をかけることができる人ににしか、ウール100%のニット製品はメリットがありません。

ウール100%

スーツでも同じですが、ウール100%の衣類は、衣類害虫からの食害を受けるため、別に保管する必要があります。 効果的な対策は、下部もおおわれているビニールロッカーに入れ、 常に、防虫剤を有効にしておくことです。ビニールロッカーは、閉鎖空間なので、防虫剤の消費が少なくなります。 無臭タイプの防虫剤を使用していれば、いつでも臭いを気にせずに使うことができます。

こうして気を使っていない限り、気を抜くと、衣類害虫からの食害を受けて、ワンシーズンで終了です。

注意点は、透明な中身が確認できて便利な衣装ケースは、密閉されていませんので防虫効果から考えると、 昭和な趣のトタンの衣装ケースのほうが効果的なのかもしれません。ウールとは関係ありませんが、和装をお持ちの方で収納に困っている方は、考慮する価値ありです。

少し、化学繊維が入るだけで、衣類の管理は格段に楽になることを衣類の購入の際に覚えておくと、 衣類に穴が開いてガッカリという体験がなくなると思います。

ヒートテックに代表される機能性繊維が開発されているので、 今後さらに、新しい機能が付加された、あるいは、耐久性の高い製品が販売されるかもしれません。

手芸糸で有名なハマナカから、「ウォーミィ」という商品名で、 光吸収発熱、静電気防止機能を持つ化繊混紡毛糸がすでに販売されています。 セーターを着ると静電気に悩まされる時代は、すでになくなっているのかもしれません。

静電気防止リングなどの小物を身に付ければ、予防できますが、いちいち身に着けるのは面倒で、そして、邪魔です。

お勧めの静電気対策は、柔軟剤です。柔軟剤も臭いがきついので、使用しないか、 無香料のものを使用したいものですが、静電気防止効果は無視できないものがあります。 自分に合った柔軟剤を探す手間がたいへんですが、臭いと静電気防止効果のバランスを考え、 お気に入りの1つを見つける手間をかける価値があります。

まとめ

風のない空間では暖かいので、北風が吹く前の外着や風の心配のない室内では、 セーターに代表されるニット製品は、蒸れにくい、そして、暖かいので使いでがあります。 ただ、管理が大変と避けてきた場合には、混紡や化繊でできたものを選択すると気を遣うことなく使用することができます。

ただ、もっとさむくなるとダウンやスキーウェアに近い、綿の入ったウインドブレーカーのような衣類のほうが使いやすくなります。

ここ最近は、薄くても暖かい機能性下着を使用して、もこもこした服は着ない傾向が続いていたので、 ほとんどの人にとっては関係ない話題だったかもしれません。