炭素繊維強化プラスチックの切断方法
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航空機材料で有名な炭素繊維強化プラスチックですが、実際に扱う場合には、意外と面倒です。その最たるものが切断です。
炭素繊維強化プラスチック版を購入し、それを切断して使用するのですが、これがまた切りにくいのです。
方針が決まるまでは、カッターナイフで、苦労して切断したり、金鋸で苦労して切ることになります。当然のことですが、刃や鋸は、すぐに切れなくなります。
では、工業的に利用できる手法としては、どのようなものがあるかというと簡単に思いつくのは以下の3つです。
- アイソメットカッターのような、ダイヤモンドカッターによる湿式切断
- レーザー加工機による切断(加熱による強度変化の可能性が高い)
- ウォータージェットによる切断加工
3D加工に対応できるのかはわかりませんが、「ウォータージェットによる切断加工」が一番有望です。
問題は、小型の機種がなさそうなので、加工作業を行う場所で、利用できるかは微妙です。
たまたま、インターネット上で、超音波カッターで、炭素繊維強化プラスチックを切断している動画を見つけました。動画を見る限り切断面の周囲が溶けているようにも見えますが、より現実的な選択肢に見えます。
Sonotec Promotional Video 2014 Carbon test-cuts
おそらく、加工機より現実的な価格だと思います。
SONOFILE ソノファイル全製品リスト ソノテックの超音波カッター
炭素繊維強化プラスチックを扱う際は、検討してみる価値があると思います。