水道管の防錆とステンレス配管
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マンションの水道管の劣化は、マンションを購入した人にとっては大問題です。埋設されているので、配管の交換工事は、かなりの金額になります。施工時にステンレス配管を採用しないのは、マンション開発業者が、修繕工事の受注を期待しているからなのでしょうか?
戸建てでも、中古住宅を購入する場合は、築30年を経過したものに付いては、上下水配管が劣化している可能性を考えておいたほうがいいようです。中古住宅購入直後に、予想外の配管の改修費を要求されるのは、厳しいです。
磁気処理水
磁気処理水という効果のはっきりしない防食技法が存在するようです。
はてなブックマークで紹介された記事で知りました。
「磁気活性水に防錆効果があることが報告されており、磁気処理した水によって、赤錆(ヘマタイト)が、黒さび(マグネタイト)に変化する現象が観察され、赤水に対する水質維持が可能」とのことです。
「NMRパイプテクター」の商品名で販売されているようです。
製品案内|NMRパイプテクター、ノンスケーラー、他水処理装置
磁気による化学反応への影響は、私は、知りません。
有機化学の分野では、NMRで、測定しながら反応を行い。反応の有無、反応速度、生成される中間体の推測などを少ないサンプル料と少ない実験数で行う方法があります。しかし、私が知っている頃には、そのような現象があるとは聞いたことがありません。
しかし、ピップエレキバンに代表される磁気治療器は、私には、効果がありました。この肩こりに効く磁気治療器の効果は、人によって効果のある人とない人が分かれるそうです。これは、肩こりの原因が複数あると考えれば、おかしくはありません。
また、一時期、「肩こりに効く」と話題になったゲルマニウム・チタン・ブレスレットですが、これも謎商品です。商品によると思いますが、私が手に入れたものは、ブレスレットに接する部分が「かぶれる」ものの、私には確かに効果がありました。なぜ、肩こりに効果があるかは、まず、解明されないでしょう。
電池は、金属が錆びる反応で電気を取り出しています。磁気が、サビに影響があるのであれば、、磁石を使えば、電池の性能を向上させることができる可能性があります。
もし本当に効果があるとしたら、おそらく、鋼管の金属成分比によっても違いがあるような気がするので、水道局や鋼管メーカーなどと協力して、「磁気活性水」について、きっちりとした長期間の腐食に関するデータを集めてもらいたいものです。
では、私は、当事者になったとき、「磁気活性水に防錆効果」を期待した商品を導入できるかと言ったら、別の話です。他の人が試した結果を聞いてからにしたいものです。
磁気処理水など水処理器にご注意を! — Y.Amo(apj) Lab
電気防食
よく似た説明ですが、理論的な裏付けと導入成果が出ているものに、電気防食があります。先程、説明したように、金属が錆びるのは、電池反応です。こちらもよく似た嘘のような話ですが、錆びるのと反対の極性の電気を与えれば錆は抑制できます。こちらは、先ほどとは異なり、実際に成果が出ているようです。
ステンレス配管
配管工事は、工事費が高いため、材料費は、工事の総コストにはあまり影響が無いと聞いたことがあります。もちろん、ステンレス配管の施工には、ステンレス用の工具が必要な可能性があるので、実際には見積もりで確認して見ないとわかりません。しかし、配管の交換を考えれば、交換が不要と期待できるステンレス配管は魅力的に思えます。特に工場やプラントなど、施工時に、生産を停止する必要がある場合は、とくに検討の価値があります。