意外にカンタン!無線タイプの玄関チャイムの増設
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玄関チャイムの位置によっては、在宅なのに訪問者に気が付かないことがあります。低価格で、配線不要の無線タイプの玄関チャイムを増設する方法を紹介します。
玄関チャイムの押しボタンは、無線タイプの押しボタンつまり発信機のデザインはあんまりです。
できれば、埋設式のボタンをそのまま使いたいです。
このパナソニックのチャイム用ボタンには、接点が2系統存在するものもあるので、コードがあれば、有線チャイムを2つ繋げることができます。
チャイム用押釦 | 商品ラインナップ | チャイム | 電設資材 | Panasonic
元は、電子チャイムではなく、金属板を電磁石で動くハンマーで叩くタイプのチャイムだったのですが、壊れてしまったので、現在は、ホームセンターで購入した手価格の玄関チャイムが接続されています。
このチャイムと一緒に、無線式のチャイムを動かし、他の部屋や庭で玄関チャイムが押されたことを確認したいと考えました。有線式は、業者が設置してくれる場合は気になりませんが、自分で配線するのは面倒なのです。
方法は、簡単です。リレーを使って、有線チャイムと無線式チャイムを駆動します。
今までも、この方法で、インターネットで購入した廉価な無線チャイムを使っていたのですが、すぐに壊れてしまいました。再度、購入して付け替えても直ぐに壊れてしまいました。2年間使えません。送信ボタン(送信機)に配線する関係上、あまり簡単に壊れて、さらに同一機種が入手できないと手間ばかりかかります。
そこで、今回は、近くのホームセンターで売っていた無線式の玄関チャイムに付け替えることにしました。あとで、アマゾンで確認したところ、購入した金額より500円ほど安かったので、ショックを受けました。恐るべし、インターネット通販!何は、ともあれ、製品が廃版になるまで壊れても交換が簡単にできます。
この玄関チャイム、送信側が、CR2032×2個(付属)で、3V駆動、受信側が、単3アルカリ電池×3本(付属していない)で、4.5V駆動です。100円均一で購入したリチウムイオン電池を使用することにしました。受信側は、ACアダプターにも対応しており、5VのACアダプターが使用できます。
受信機は増設できます。
チャイムの種類は、送信側で設定するようになっていたので、送信、受信ともに、多対多で運用可能なのかもしれません。
接続方法
チャイムボタンと電池(あるいはACアダプター)、リレーを接続します。電池の数(あるいはACアダプターのV数)は、リレーの仕様に合わせます。
リレーの駆動側、図の2、9に接続します。無線チャイムと有線チャイムを使用するので、リレーは2つ直列に接続します。
有線チャイムと無線チャイムは、それぞれのリレーの6、10に繋ぎます。そして、6、10には、コンデンサも繋ぎます。コンデンサは、誤動作、防止用です。小容量のものでOKです。静電容量は、あまり関係ありません。
リレーは、コイルを使用しているので、コンデンサを付けないと有線チャイムの「OHM OCF-104」が、電灯のON-OFFや走行している自動車のノイズに反応して誤動作します。夜中に誤動作で玄関チャイムが鳴ると薄気味悪くてとてもイヤです。
リレー、コンデンサともに、秋月電機から、通販で購入しました。
絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー0.1μF50V2.54mm(10個入): パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
3V小型リレー 接点容量:1A Y14H−1C−3DS: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
3V小型リレー 接点容量:2A 946H−1C−3D: パーツ一般 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
チャイムの送信機側を分解します。右側の赤で囲んだ端子を短絡するとボタンを押したのと同様、チャイムが鳴りますので、この2つの端子をリレーと接続します。
ケースが付いたままだとはんだ付けできないので、分解してはんだ付けします。
分解には、ヘリックスローブレンチT9が必要です。