中国人がいないことを付加価値にできるか
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「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定する書籍を客室に備えているとして、中国政府が訪日中国人に日本のアパホテル利用を禁止した。中国人観光客は、マナーの質から「ありがたいけど嫌われる存在」といわれることがあります。これから、アパホテルには、「ありがたいけど嫌われる存在」の中国人客がいなくなると思われます。
「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定する書籍を客室に備えているとして、中国政府が訪日中国人に日本のアパホテル利用を禁止した
【中国アパ拒否】「いいタイミングで騒いでくれた」アパホテル元谷代表が自信の主張…「本当のことがわかれば保守になる」 大阪での月例会(1/3ページ) - 産経WEST
このニュースを見て、中国人客のマナーに心を痛めている人は、積極的にアパホテルを利用するのではと思いました。
中国人観光客をどう利益に繋げるかは、重要な問題です。
しかし、どうやって扱うかは、とても難しい問題です。中国人を厚遇すると、従来の顧客が離れます。爆買い中国人向けに売り場を改装した百貨店が、ブームが過ぎた後、従来の顧客がその影響により既に離れていたという問題が起こっていたようです。
中国の爆買いブーム終焉の記事からの気づき★常連様ほど大切にしましょう! | 地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」
また、日本人や他の国の観光客だけでなく、中国人客も中国人が多い観光スポットを避ける傾向があるようです。
日本人でも観光慣れした人は、海外の観光地で日本人が多い場所を避けるといわれているので、異国情緒を楽しみたい人には、異国の観光地で母国語が聞こえること自体が、気分台無しなのだと思います。
このあたりのバランスをどうコントロールして、収益を最大化するという命題はありますが、中国人がいない空間が存在すれば、それは、それで付加価値が生まれます。
この付加価値、アパホテルがどう活用するか今後の注目です。