合弁解消の前に、社名とブランド名とブランドマークの準備をお忘れなく
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ゼロックスと富士ゼロックスの対立が深まり、ゼロックスは、富士ゼロックスに契約更新をしない予定であることを発表した。
残念な事であるのかの判断はおいておいて、合弁会社と本体の力関係が逆転したとき、合弁会社が担当していた市場を、本体が奪い取ろうという行動は、自然なものと思います。
洋服のブランドでも似たようなことがあったと思います。
合弁会社で、市場の認知度を上げて市場が開拓された後、合弁を解消し、その市場に参入します。
そのため、同様のことは、これから頻発すると思われます。
似たようなことで思い浮かぶのは、ナビスコとヤマザキビスケット(旧 ヤマザキ・ナビスコ)の事例です。
味や製造技術は、ヤマザキビスケットが所有している上、ヤマザキフループであるので、特に問題が起こることはないことも今回の富士ゼロックスの案件と同じです。
しかし、ヤマザキビスケットの案件で、消費者として、少し、残念だと思ったのが、ブランド名とブランドマークです。個人的な意見として、社名は、ともかく、ブランドマークが残念です。森永製菓のエンゼルマークまでは、求めませんが、格好いいロゴマークで、ロゴマークのクッキーやビスケット、チョコレートを社名変更と同時に、販売してほしかった...。
失礼な想像をすると、社名やブランドマーク、ブランド名に関しては、考えておらす、準備してなかったのでは?と考えてしまいます。
合弁会社が、本体から契約更新を解消されるまでに、社名やブランドマーク、ブランド名の準備と検討を行い、契約を解消されるブレンドの上位ブランドとしてユーザーに認識されるところまではいかなくても、ユーザー層が、格好いいと考える、社名やブランドマーク、ブランド名を準備しておく必要があると思われます。