ドローイング空間

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ものづくりと心の平穏

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ものづくりと心の平穏

「手無駄事(てむだごと)」とも呼ばれる手芸や工作など、収益を産まないものづくりは、こころの平穏のためには、大切な行為です。理由の無い「怒り」や「苛つき」、「不安」とどのように付き合っていくかは、生きていく限り、自分なりの「散らし方」を見つけることは大切なことです。

 


回りにいる人たちに手当たり次第に噛み付いて当たり散らせば、「怒り」や「苛つき」、「不安」は倍返しで、帰ってきます。たとえ他の人から、「怒り」や「苛つき」、「不安」をおすそ分けされても、倍返ししてしまえば、無限に大きくなってしまいます。


社会からの評価の高い人は、まわりの人に当たり散らすことが、少ないように思えます。何か違いがあるのでしょうか。


まずは、基本的な能力です。疲れれば、体調が悪ければ、思い通りに行かなければ、イライラします。スタミナがあり、知識と能力が豊富で、論理的な思考ができれば、にっちもさっちもいかない状態になる前に、対応をして、どうしようもない状況に追い込まれる可能性をかなり減らすことができると思います。

  • 体力
  • 健康
  • 知識
  • 能力
  • 論理的な思考

自分が原因で生じる「怒り」や「苛つき」、「不安」は、自分の行動で減らすことができても、やってくるものには、避けられない物があります。常にトラブルを作り出す人との距離を取るだけでは、限界があります。


「怒り」や「苛つき」、「不安」を受け止めて、飲み込んでしまう対応が必要です。
高負荷な高ストレスの環境で成果を出し続けている人には、楽器が演奏できる人が多いように感じます。積極的に体を動かす人も多いです。「怒り」や「苛つき」、「不安」を楽器を演奏したり、体を動かして解消しているのだと思います。しかし、体を動かして解消する場合、一人で行う運動でなければ、一緒に運動する人に「怒り」や「苛つき」、「不安」をおすそ分けしてしまいます。


楽器を演奏して、心を落ち着ける方法は、空間や必要な道具や材用が少なくて済む利点があります。一方、体を動かすことも必要な道具が少ないのですが、適切に行う方法を学ばないと、体を痛めます。積極的に運動をする人の多くは、20前後で既に、腰や膝を痛めて、寒くなると腰や膝が痛むという人が多くいます。ウォーキングですら、きちんとしたフォームで行わないと膝や足首を痛めるそうです。


人と話して解消する人もいるでしょう。でも、気をつけて下さい。その場合、まず間違いなく、「怒り」や「苛つき」、「不安」を相手におすそ分けしています。
ものづくりで解消する人もいます。「怒り」や「苛つき」、「不安」が無くなるまで集中し、作り続けます。効果的な解消方法の1つです。料理や手芸、絵画、工作などです。しかし、お金に変換する技能と立場を手に入れた人以外は、材料、道具、場所に制約を受けます。情報や材用の入手、道具の購入、それを置く場所など、制約が多く、誰でも行えることではありません。


そういった中、パソコンで行う文筆やグラフィックデザイン、プログラミングなどの行為は、場所や材料、道具の購入、などの制約が少なく、ものづくりによる、「怒り」や「苛つき」、「不安」の解消行為には向いています。


アメリカでは、多くの企業がガレージから生まれていると聞いたことがあります。つまり、ガレージが確保できない住環境では、企業が生まれないと考えることができます。
ともあれ、多くの人が、「怒り」や「苛つき」、「不安」を他の人におすそ分けせずに解消する何かを見つけることが大切なのではと思います。