DINレールをFusion360でモデリングする
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DINレールは、ブレーカーなどの配電部品をネジ止めせずにクリップで固定するためのレールです。アルミ製、スチール製、樹脂製の製品が存在します。
DINレールと溝付ベアリングを使って、リニアスライドを作成し、これを利用し、3Dプリンタを改造している方のサイトを見たことで、DINレールをモデリングしてみたくなりました。DINレールを使ったリニアスライドは、応用範囲が広いと思います。
リニアスライドとして使用することを想定しているので、おそらく他の素材のものと寸法は変わらないと思いますが、スチール製のものをモデリングすることにします。
モデリングには、篠原電機から発売されているDINレールの寸法を使用します。
DINレール(鋼板製)|DINレール|盤用構造材|盤用パーツ|製品情報|電材部品の開発メーカー、篠原電機株式会社
フィレット寸法など、細かな寸法は、ネット上の資料からは読み取れないので適当です。
モデリング
ファイルメニューをクリックして、新規デザインを選択します。すべてのデザインを閉じると表示される無題のタブを使用しても構いません。
軸と原点を表示させます。基準平面は非表示にします。基準軸を表示することで、モデリングする際に、向きや位置を見失うのを防ぎます。
「スケッチを作成」を選択します。
スケッチ平面にXY平面を選択します。
スケッチします。
パッチ作業スペースに移動します。
作成ドロップダウンから、押し出しを選択します。
押し出します。
面を選択してスケッチします。
スケッチから、スロット、中心点スロットを選択します。
スケッチします。
作成ドロップダウンから、厚みを選択します。
厚みを付けます。
パッチ作業スペースから、モデル作業スペースに移動します。
作成ドロップダウンから、押し出しを選択します。
切り取りで押し出します。
作成ドロップダウンから、矩形状パターンを選択します。
フィーチャを選択し、ヒストリから、押し出しを選択します。方向は、パターンの方向になるので、パターンを繰り返す方向に沿った稜線を選択します。
作成ドロップダウンから、ミラーを選択します。
パターンタイプにボディを選択し、ミラーを実行します。
修正ドロップダウンから、物理マテリアルを選択します。
鋼 クロムメッキをボディにドラッグ&ドロップします。
レンダリングした画像です。