ドローイング空間

3D-CADを中心に、雑多なことをかいています。

PCCAサイクルよりもOODA(ウーダ)ループ?

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PDCA (Plan, Do, Check, Act)サイクル

PDCAサイクルとはPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)を繰り返すことで、業務を改善していく手法です。

 

定型業務主体の部署では、利用できるのかもしれませんが、私の知っている限りうまく使えた例は知りません。

本質的な問題は、サイクルが成立しないところです。Plan(計画)の段階で、外的要因により、必要性がなくなる。1度実行したところで、同じことを行うのは、数年後といった単発の業務に対応しているところでは、業務の切り分けをよほどうまく考えない限り、サイクルとして機能しないので、結果として、全く使えません。

 

OODA(ウーダ)(Observe, Orient, Decide, Act)ループ

OODAループとは、観察(Observation)、情勢判断(Orientation)、意思決定(Decision)、行動(Action)のサイクルを繰り返すことで、自分を取り巻く状況が激しく変化し、予想外のことも起きる状況でも臨機応変に対応し、目的を果たすための意思決定モデルです。

 

OODAループは、同じ作業の繰り返しを想定するのではなく、次々に新しい状況に対応し処理していく視点が目新しいです。

インターネットで、ざっくり調べた限りでは、理解できる内容ではなかったのが残念です。

 

問題は、「ランチェスター戦略」と同じように、その大本についてきちんと説明している本がどれだかわからないところだと思います。表面的な内容を一通り扱ったものが多そうです。

 

経営理論系の内容は、現実との摺合せができない人がリーターになるから、実際に行うと、とんでもないところにたどり着く「ふしぎ理論」が多いので、抵抗勢力と思われないように、程よく実害をさける高等技術が求められます。

 

5S活動と同じ?

私の知る限り、5S活動の実態が、「必要なものも不要なものもすべて捨てて、必要になったら買い直す」断捨離活動になっています。有能なリーダーは、これを実害のないようにうまくかわします。つまり、掃除だけして何もしません。

 

装置や材料に共通性が無い仕事をたくさん受注するのが原因なのですが、さらに、収納スペースが、全く足りていない事実に目をつむって、整理整頓しようとするので、まじめにやると、結局必要なものも含めてすべて一度捨てることになります。

本質的には、受注する仕事を整理整頓する必要があるのですが、それを実行した事例については、残念ながら、私は知りません。

 

結論として、現状を動かさないことが最も効率的なのです。

個人で行える範囲で、少しずつ試行錯誤してきた最適化された状態は、少しでも動かすとひどい目に合うのです。そのため、ひどい目にあうメンバーに含まれないように注意が必要です。

 

経営理論の学習は自己防衛

改善という名の業務妨害は、いつでもところかまわず発生するので、経営理論は、常にアンテナを張って、概略を理解しておくことが重要になります。

 

ご安全に。