Fusion360では、面取りをした穴に、ねじを作成すると端まで面取りされない。
広告
前回モデリングした、ナットでは、ねじが端まで作成されていないので修正します。 ねじは、指定した穴の内壁までしか作成されていないので、面取りした穴では、面取りの部分にねじが作成されません。
端までねじが作成されていない。
端までねじが作成されている。
プログラムを考えるとなるほどと思いますが、モデリングする側からするとどうなのと思います。 アプリケーションの開発側に、モデリングに習熟された方がいないのでは?と思ってしまいます。 ネジ穴を穴機能に統合しなかった機能設計により発生した問題だと思われます。 コイルで、「モデル化」にチェックを入れずに使用する場合は、全く気がつくことができません。 使用の際は、注意することにしましょう。
ナットの形状を修正する
面取りの一方を穴で作成したので、面取りを削除します。穴をダブルクリックします。
穴タイプを単純に変更します。
面取りをダブルクリックします。
エッジを追加選択することができないので、エッジを削除します。
穴の両側のエッジを選択します。複数選択はCtrlキーを押しながら選択します。ネジ穴の面取りは、JISで角度が指定されており、30度です。
この状態のツリーから、面取りをドラッグして、
面取りをネジの後ろに移動します。
新規に作成する際も、面取りは、ねじの前に作成し、ねじを作成した後面取りをねじの後に移動する必要があります。 そうしないと、エッジがスナップできません。
完成です。