インバウンドと伝染病『コウノドリ』梅毒エピソードを緊急無料公開。
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インバウンド（Inbound） とは、一般的に外国人の訪日旅行の意味で使われます。逆に、自国から外国へ出かける旅行をアウトバウンド（Outbound）や海外旅行といいます。
日本は、「観光立国推進基本法」を立法し、世界の観光需要を取り込むことに力を入れています。
しかし、近年、海外との人の交流が盛んになるに従い、はしかや風疹、梅毒などの国内では、ほとんど感染者がいなくなった伝染病が、ニュースに取り上げられるほど流行しています。
「観光立国」を推進するためには、海外から持ち込まれる伝染病の予防対策をあわせて行う必要を見すごしていたことが明らかになってきました。
インフルエンザの予防接種の副作用の問題をきっかけに、ほとんど感染者がいなくなった伝染病のワクチンの集団接種は、行われなくなりました。「観光立国」を推進する際に見直す必要があったことは、現在の状況から考えると明らかです。予防ワクチンの任意接種は、自己負担で、高額です。複数の予防接種を行う乳幼児では、かなりまとまった出費が必要になります。
多くの外国人の訪日が期待されるオリンピックに向け、さらに多くの伝染病が持ち込まれ、感染が拡大することが、推測できます。風疹の予防接種の無償化に続いて、更に多くの伝染病の予防ワクチン接種の無償化、特定業種の従事者への予防接種の義務化を進めるべきではないでしょうか。
そのようななか、ドラマ化もされた医療漫画「コウノドリ」が、梅毒感染拡大をうけ、「梅毒エピソード」回をWeb上で無料公開しています。
「観光立国」を推進するための国の厚生行政について、改めて、考えて見る必要があるのではないでしょうか。
※梅毒には、予防ワクチンは存在しません。
