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選択と集中の成果?

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新たに、三菱マテリアル系3社の品質偽装問題のニュースが報道された。

前回は、品質管理規格の設定時に、規格の検証を行ったのでは?と感じた。
今回は、正論を主張し、無理を排除していた担当者がリストラでいなくなったのでは?と感じました。
それぞれ、違った印象を持った理由は、分かりません。自分でも不思議です。

 

「品質第一」と言う企業は多いですが、ほとんどの企業の組織図では、品質管理部門は、生産部門の中にあります。
この場合、品質より生産の優先順位が高いことを示しています。生産第一、つまり、納期第一主義かどうかはわかりませんが、品質の優先順位は、その下にあります。
「品質第一」と言う場合、理想論では、組織図では、品質部門は、社長直轄、生産部門から独立している必要があると言われています。

一時期、企業統治で「選択と集中」が、推奨された時期がありました。
選択と集中」を求めて行われたリストラでは、言いにくいことを言う人間が、そのリストの上位になることがおおいとのは、感覚的に理解できます。
回りに一目置かれている技能や判断力の高く、必要な言いにくいことを言う人間が、どんな理由であれリストラの対象として、退職すると、必要なことでも不都合と判断されそうなことは、口に出さない企業文化がその方の影響力が合った全ての領域で素早く構築されます。その構築された文化は頑強です。
保身技術が未熟な若手社員に正論を言わせ、その結果、社内で孤立しても放置するとといったこともよく行われます。
都合の悪いことを口に出さない企業文化があれば、言った人が排除され続けた企業文化が存在すると考えて行動したほうが無難です。