ドローイング空間

3D-CADを中心に、雑多なことをかいています。

じょうご型の板金展開について考える

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無料で使える3D-CADのFusion360やFreeCADでは、シートメタルの機能が存在するのですが、円錐形の展開については、どうやって操作したら良いかよくわからないので、シートメタルの展開機能を使わずに展開図面を考えることにしました。

 

パッチ作業スペースで、スケッチを描きます。

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スケッチを回転します。

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このじょうご形状の展開図を考えてみます。

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そこで、展開図を作成することにしました。

円筒部分の長さは、「直径☓円周率」で長さが得られます。

下部の円筒の展開図

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上部の円筒の展開図

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そこで、円錐部分の展開図を作成しようと思います。

Fusion360では、円弧を円弧の長さで指定できません。角度で指定する必要があります。

そこで、円錐と同じ半径の円の円周を計算し、下部の円筒部分の円周と比較することで、円弧の長さを計算します。

「下部の円筒部分の円周÷円錐と同じ半径の円の円周☓360=円錐の円弧の角度」

これで円錐部分の展開図が描けます。

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溶接やロウ付けを使わない場合は、上下の円筒部分とその間の円錐部分をどうつなげたらよいかという問題が発生します。