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クーラーの効いた車内で発生する「かくれ熱中症」に注意

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夏の暑い日、エアコンが効いた車内でも体は疲れます。それは、「かくれ熱中症」かもしれません。

 

クーラーの効いた車内で発生する「かくれ熱中症」の仕組み

夏の車内で、エアコンで、室内の気温を下げると、湿度も低下します。

 気温湿度
開始時 34.3℃ 45%
10分後 28.6℃ 31%
30分後 28.1℃ 29%

これは、乾燥注意報が発令されるぐらいの湿度です。

乾燥注意報

空気の乾燥から災害が起こる可能性があると予想された日、 つまり、火災が起こる危険性が高い気象条件を予想した場合、発令される注意報です。

その基準は、地区によって基準が異なります。

東京都23区では「最小湿度25%で実効湿度50%」、大阪市では「最小湿度40%で実効湿度60%」

最小湿度と実効湿度、地域によっては、さらに、風速によって定義されています。

最小湿度

1日で最も低くなった時の湿度(通常気温が高くなる昼過ぎに観測される)です。

実効湿度

木材の乾燥(かんそう)具合を表すものとされて、当日の平均(相対)湿度と、前日の平均湿度を用いて計算されています。

「最小湿度(さいしょうしつど)」と「実効湿度(じっこうしつど)」って何?

気温が下がっていても湿度が低すぎる場合、体の水分が常に奪われている状態になっています。 そのため、気温が下がっていても、脱水症、熱中症になります。

クーラーの効いた車内では、かいた汗はすぐに蒸発し快適に感じます。 その状態では、私たちの体は、体の表面などから常に水分が奪われています。 車内の極端な乾燥が、これに拍車をかけ、気が付かないまま水分を奪われ、脱水症状になります。

さらに、渋滞が発生している場合は、 目的地への到着が遅れないように、休憩を減らす傾向があります。 休憩を減らすとトイレ休憩ができないと考え、水分摂取を控えることになります。 このため、体の中の水分が減り、脱水症、熱中症になります。

暑いと私たちの体は汗をかきます。 その際、体内の水分が減りすぎると汗をかくこともできずに、脱水症。熱中症になってしまいます。

渋滞中の車内では、さらに、太陽の光が長時間同じ場所に当たり、体に熱を持ちやすくなります。 そのため、熱中症になる危険が高まります。

ドライブの際の水分補給は、カフェインの含まれているもので行うと、利尿作用のあるカフェインの影響で、脱水症状が進みます。 そのため、夏のドライブでは、コーヒーや緑茶などのカフェインが含まれているものは避けることをお勧めします。

熱中症対策

  • こまめに水分・塩分補給
  • 日傘・帽子の利用
  • 適切な冷房
  • 栄養・睡眠十分に

夏のドライブの装備品

渋滞、隠れ熱中症に備えた装備を用意しておきましょう

  • 携帯トイレ

    もしもの時の備えです。

  • 水筒やクーラーボックス

    飲み物は準備携帯しておきましょう。

  • ビデオや音楽、ゲームなど

    暇つぶしグッズは必須です。

  • 車内日よけグッズ

    渋滞中の車内に射し込む直射日光を避けるグッズは用意しておいたほうがいいでしょう。

  • 非常食

    子供はおなかがすくと我慢してくれません。