ミラーの謎パラメーター「計算オプション」Fusion360
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Fusion360の機能の中には、何を意図して存在しているのかわからないパラーメーターがいくつか存在します。
今回、モデルドロップダウン内のミラー機能に存在する「計算オプション」で興味深い挙動を発見したので、報告します。
モデルドロップダウン内のミラー機能の計算オプションには、以下の3つの選択肢が存在します。
- 最適化
- 同一
- 調整
Fusion360の2.0.2981のバージョンで確認しています。
動作を確認した形状は、以前の記事でモデリングしたものです。
円錐状の形状の表面の、スイープで作成した突起の両端を球状の形状で端部処理したものです。
端部の球状の形状は、ミラーで複写しています。このモデルを利用して「計算オプション」のそれぞれの挙動を確認してみます。
最適化
なぜこうなるのかわからない、不思議な形状になります。スイープで押し出した形状と一緒にパターン複写しています。
拡大してみます。
同一
期待した形状です。
調整
ミラーしたオリジナル(赤で囲んだ形状)は、問題ありませんが、 円形状パターンで複写した形状(青で囲んだ形状)は、かなりズレが見られます。
拡大してみます。
どういった時に、どの計算オプションを選択するのがいいのかはよくわかりませんでしたが、 ミラーで作成した形状が意図しない形状になっていた場合は、計算オプションも調べて見ましょう。