FreeCADで、公開されているDxf形式のCADデータを取り込むDraft-dxf-importerが使えなくなっている。
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私の環境では、Dxfデータをスケッチデータとして取り込む事ができるDraft-dxf-importerが使えなくなっていました。 Windows8.1上でFreeCADを使用していたこときには使用できました。Windows10では、V0.15でも同様に利用できません。何か必 要なファイルを削除してしまったのでしょうか。(※バージョンアップによって問題は発生しなくなりました。)
はじめに
3D-CAD動作の習熟や立体感覚を養うには、簡単な形状をたくさんモデリングするのが有効です。しかし、実際に3D-CADを利用する際は、できるだけモデリングせずに、外部で公開されているCADデータを有効に利用することが素早く結果を得るために重要です。
実際、FreeCADでは、市販CADでは、通常用意されていなかったり、追加購入が必要なオプションとして用意されているような機能があったりするのに、基本となるモデリング機能は、あまり進化しません。Pythonでマクロを作成して、使用しているのかもしれませんが、他のCADでモデリングしたものをデータとして取り込み、それをFreeCAD上で利用しているのかもしれません。
Dxfデータを入手する
CADデータには、3D-CADデータと2D-CADデータがあります。ここでは、2D-CADデータのDxfファイルから3D-モデルを作成する方法を紹介します。
まず、CADデータを入手します。ここで使用するのは、ヤマトのアルミフレーム YFシリーズ M4です。
ダウンロードしたzipファイルを予め解凍しておきます。
Dxfデータを取り込んでみる。
FreeCADのバージョンを確認します。
ドキュメントを新規作成し、PartDesignワークベンチに移動します。
ダウンロードした、dxfファイルを開きます。
ダイアログが表示されるので、OKをクリックします。
読み込まれました。
データーは、取り込まれているのですが、このデーターは、スケッチとして認識できないので押し出すことができません。Windows8.1で使っていた時は、Draft-dxf-importerという、dxfデータをスケッチャーに取り込む機能があったのですが、Windows10上で、FreeCADを動かすと、機能していないようで、設定のインポートにDxfのタブが存在しません。
PartDesignワークベンチに移動して、編集から設定を選択します。
機能している場合は、DXFタブが存在します。これは、Windows8.1でFreeCADを使っていた時のキャプチャです。
一方、Windows10で使用している現在の状況です。Dxfタブが存在しません。V0.15でも、同様でした。ネット上で、情報が探せませんので、私の環境に固有の状況の可能性もありますが、対応方法がわかるまで、FreeCADでは、Dxfファイルをインポートして、それを利用しモデリングすることはできません。
Versionを更新したら解決しました。
こちらの記事に操作方法をまとめました。